5日も各交通機関に乱れが残る可能性がありそうだ。
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JR西日本は4日正午すぎまでに京阪神の在来線全26路線で運行を取りやめ、その後終日運休を決めた。また、山陽新幹線も新大阪―岡山間で同日の運転見合わせを決めた。JR東海によると、東海道新幹線は米原―京都間で飛来物で電線が切れるなどし、名古屋―新大阪間は不通が続いた。
関西の主な私鉄も4日の日中に全線で運転を取りやめた。各社とも飛来物の撤去や線路の点検などに時間がかかったが、夜になり一部路線で運転が再開された。
JR、私鉄とも安全が確認された路線で、5日からの運転再開を目指すとしている。
西日本高速道路によると、4日に近畿道や阪和道、京滋バイパスなどの全線や名神高速道路の一部区間が通行止めになった。地盤が緩んでいないかを確認するため、名神や京滋バイパスなどは5日朝に通行できるようになるかは未定という。湾岸線や環状線など13路線が通行止めになった阪神高速も安全確認のため、4日午後6時半現在で、通行止め解除の時期は未定という。一方、国道も淀川など河川にかかる橋が通行止めになるなどし、大阪・兵庫府県境で夜遅くまで渋滞が発生した。
日本航空は同日午後8時半現在、国内線と国際線を合わせて325便が欠航。計約3万4千人が影響を受けた。全日空は計334便が欠航し、約3万人の足に影響が出た。5日も国際便、国内便ともに影響が出る見通し。