関西空港の運営会社の関西エアポートは13日、台風21号で被災し、4日から運航を停止していた第1ターミナル(T1)で14日朝から運航を再開すると発表した。一部で停電が続いているため、20日までT1の南側エリアだけを使い、21日から北側も再開する。
14日にT1で運航されるのは国際線49便、国内線19便(いずれも片道)で、通常の34%。関西エアは徐々に運航便数を増やし、今月20日には50%程度まで回復させたいとしている。
一方、連絡橋の鉄道部分を保有する新関西空港会社は13日、JR西日本・南海電鉄の関西空港線の復旧が10日程度早まり、今月21日をめどに運転再開できる見通しになったと発表した。
タンカーが衝突し、南側車線が損壊した連絡橋は北側車線で関係車両のみの対面通行となっており、マイカーやレンタカーは通れない。
関西エアは、関西各地からのリムジンバスや、JR・南海りんくうタウン駅(大阪府泉佐野市)と結ぶ無料シャトルバス、神戸空港と結ぶ高速船の利用を呼びかけている。(加戸靖史)