「非常に強い」大型台風25年ぶり上陸か 本州縦断恐れ——贯通日本资讯频道
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「非常に強い」大型台風25年ぶり上陸か 本州縦断恐れ

大型で非常に強い台風24号は30日、非常に強い勢力を保ったまま西日本に接近・上陸する恐れがある。気象庁によると、10月1日にかけて本州を縦断するとみられ、紀伊半島から東日本の太平洋側で記録的な暴風となる恐れがある。


家電は高いところへ・風呂に水をはる 台風接近時の備え


都市部を襲う風水害 どう備えれば


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西日本通過時の勢力は、今月4日に関西空港が記録的な高潮で冠水した台風21号と同等の見込み。強風域(風速毎秒15メートル以上)が大型で、非常に強い勢力のまま上陸すれば、記録が残る1991年以降3度目、25年ぶりになる。93年9月の台風13号では死者・行方不明者48人を出した。


進路予想については、西日本を中心に死者・行方不明者98人を出した2004年10月の台風23号に似ている。気象庁は厳重な警戒を呼びかけている。


台風は30日午前0時時点で鹿児島県の徳之島の北北西約80キロを北北東へ時速25キロで進んだ。中心気圧は950ヘクトパスカル、最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートル。


四国地方には30日昼すぎから夕方にかけて、近畿地方には夕方から夜遅くにかけて最接近する見込み。30日までに予想される最大風速(最大瞬間風速)は、四国、近畿地方で45メートル(65メートル)などとなっている。


30日午後6時までの24時間の予想雨量は、多いところで近畿、四国、東海地方で400ミリ、中国地方で200ミリ、北陸地方で150ミリなどとなっている。


台風が大阪湾を通過する場合、接近時間と満潮時刻(午後9時44分)が重なるため、沿岸部では高潮、高波にも警戒が必要だ。


6月の大阪北部地震や、7月の西日本豪雨の被災地では、土砂災害や浸水害が発生しやすい恐れもあるとして、台風通過後も警戒する必要があるという。


大阪管区気象台では、海岸や増水した河川など、危険な場所に近づかないことに加え、飛来物でガラスが割れる可能性もあるため、建物内でも窓から離れた場所に移動するなどの対策を求めている。大阪管区気象台の瓜生由明・主任予報官は「不要不急の活動は避け、台風が近づくまでの早めの安全確保が重要」と呼びかけた。(高橋大作)


関西空港、初の前日閉鎖決定


関西空港を運営する関西エアポートは29日、台風24号に備え、30日午前11時から10月1日午前6時まで滑走路を2本とも閉鎖すると発表した。同社によると、台風接近の前日に閉鎖を決めたのは初めて。海上空港の関空に渡る連絡橋の鉄道も、JR西日本は30日午前中、南海電鉄は午後2時台から運転を見合わせる。


関西エアは航空各社に早めの欠航を決めてもらい、空港に来る人を少なくして混乱を防ぐ考えだ。


4日の台風21号では関空1期島が高潮で冠水し、第1滑走路や第1ターミナル地下の電気施設が使用不能になった。さらに、強風で流されたタンカーが連絡橋に衝突して道路と鉄道が不通になり、利用客ら約8千人が丸1日以上孤立した。


今回の台風24号でも浸水の恐れがあり、関西エアは第1ターミナル周辺を大型土囊(どのう)で封鎖する方針。封鎖すると旅客の手荷物をターミナルから航空機に運ぶ車両が行き来できなくなる。台風最接近の7時間前までに土囊を置く作業を終える必要があるとして、30日午前11時から閉鎖する。


関空では従来、台風通過後になるべく速やかに滑走路の閉鎖を解き、航空機の運航を再開していた。しかし、台風21号のときは運航再開を期待した客が空港に集まってしまい、混乱の一因になった。このため、今回は台風通過の翌朝まで再開を遅らせる。


一方、第5管区海上保安本部では、大阪湾に停泊する船舶に関空から約5・5キロ以上離れるよう改めて呼びかけた。周辺に近づく船舶があれば個別に無線などで注意する。(加戸靖史)


正午までに全線運休


JR西日本は29日、台風24号の接近に伴い、京阪神地区の在来線で30日正午までにすべての列車の運転を取りやめ、その後は終日運休すると発表した。各路線で午前8時ごろから徐々に運転本数を減らすという。


JR四国も30日午前10時ごろまで運行し、その後は全線で運休する。予讃線と土讃線の特急、徳島線、牟岐線、予土線は始発から運休する。瀬戸大橋線は特急と普通が始発から見合わせるが、快速マリンライナーは午前8時ごろまで運行し、その後に取りやめる。


関西の私鉄では、南海電鉄と京阪電鉄は正午ごろから本数を減らし、午後3時をめどに全線で運転を取りやめる。阪急電鉄、阪神電鉄、近畿日本鉄道は、30日昼ごろから運転を取りやめる可能性があるとホームページなどで告知している。具体的な計画は30日午前に判断する。大阪メトロも30日午後から、御堂筋線と中央線の地上区間などで運転を見合わせる場合がある。


山陽新幹線は、下りが30日午前11時25分に新大阪駅を出発する「のぞみ103号」、上りは午前9時10分に博多駅を出発する「のぞみ16号」を最後に、新大阪―広島間で運転を見合わせる。広島―博多間は「のぞみ」を除き、本数を減らして運転する。


東海道新幹線も、上りは新大阪駅を午前11時40分に出発する「のぞみ16号」、下りは午前9時半に東京駅を出発する「のぞみ21号」を最後に運転を取りやめる。(波多野大介)


JR東海は、30日の名古屋地区の在来線の運転計画を発表した。午前10時ごろから一部で運転を取りやめ、午後3時ごろ以降は全線で運休となる。運転見合わせの時刻は次の通り。


【東海道線】豊橋―大垣、大垣―美濃赤坂間で午後3時ごろから▽大垣―米原間で正午ごろから


【武豊線】大府―武豊間で午後3時ごろから


【中央線】名古屋―塩尻間で午後3時ごろから


【高山線】岐阜―坂上間で午後3時ごろから(坂上―猪谷間は7月豪雨の影響で運転見合わせ)


【太多線】多治見―美濃太田間で午後3時ごろから


【関西線】名古屋―四日市間で午後3時ごろから▽四日市―亀山間で午前10時ごろから


【紀勢線】亀山―熊野市間で午前10時ごろから▽熊野市―新宮間で終日


【参宮線】多気―鳥羽間で午前10時ごろから


【名松線】松阪―伊勢奥津駅間で午前10時ごろから


【飯田線】豊橋―辰野間で午後3時ごろから


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