高校野球の秋季東京都大会は4日、神宮球場で決勝が行われ、国士舘が東海大菅生を4―3で破って10年ぶり6度目の優勝を果たし、来春の選抜大会出場をほぼ確実にした。
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一回の攻撃が効果的だった。2死二塁、4番黒沢孟朗(1年)の三遊間を破る適時打で先制。その後、内野安打と四球で満塁とすると7番鎌田州真(1年)の走者一掃の右中間三塁打で3点を加えた。
投げては、白須仁久(2年)が6回を2失点で粘り、七回から背番号「1」の山崎晟弥(2年)が救援する必勝パターンで逃げ切った。
松室直樹主将(2年)は「新チーム発足時は監督から『まだ甲子園を口にするレベルではない』と言われてきた。投手を中心に守りに積極的な走塁を絡めるのが国士舘の野球。選抜に出られれば東京代表としてがんばりたい。この冬はしっかりチームでレベルアップしたい」と語った。(坂名信行)