上野の東京都美術館で開かれている「ムンク展――共鳴する魂の叫び」(朝日新聞社など主催)の来場者が40万人を超え、26日、記念のセレモニーがあった。埼玉県鶴ケ島市の高校1年、前田倖歩(せひら)さん(16)らに同館の真室佳武館長から図録などが贈られた。
リアルな演出に翻弄された 叫びをスマホで描いてみたら
叫んでいるのは誰なの? ムンクの謎、子供に聞かれたら
展覧会を訪れるという冬休みの課題で来場した前田さんは「絵を描くのは苦手ですが、見るのは好きです。きょうは『叫び』が見たいです」。同級生で同県上尾市の仲田陽香(はるか)さん(16)は、約60年間に及んだムンクの画業に「飽きずに描き続けたことがすごいと思う」と話した。
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ムンク展は2019年1月20日[日]まで、上野の東京都美術館企画展示室。午前9時30分~午後5時30分(金曜は午後8時まで)。月曜と1月1日[火][祝]、15日[火]休室(1月14日は開室)。一般1600円など。問い合わせは、ハローダイヤル(03・5777・8600)。詳しくは、展覧会公式サイト(
https://munch2018.jp
)。