6年生のままの大輔へ、母が贈った二十歳のスーツ——贯通日本资讯频道
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6年生のままの大輔へ、母が贈った二十歳のスーツ

東日本大震災から11日で7年10カ月。当時の小学生が今年、初めて成人の日を迎える。多くの命が奪われた宮城県石巻市の成人式は13日。本当なら出席するはずだった今野大輔君(当時12)の20歳の誕生日に、母はスーツを贈った。生きていれば、どんな晴れ姿だったろう。心は今もあの日につなぎとめられている。


大輔君は石巻市立大川小学校の6年生だった。あの日、校庭から避難する途中、津波に巻き込まれた。児童と教職員ら計84人が犠牲になった。


昨年11月12日。母のひとみさん(48)は大輔君の誕生日にスーツを買って、仏壇の前に飾った。身長はどれくらいか、髪は伸ばしているのか。知るすべもない。だから、サイズは夫の浩行さん(56)の体に合わせた。


「お酒を飲むとか、たばこを吸うとか、全く想像ができなくて。私の中の大輔はいつまでも小学6年生のままなんです」


大輔君が20歳の自分に宛てた手紙がある。卒業前に埋めたタイムカプセルが震災後、行方不明者を捜している中で見つかった。少し泥がついた手紙を、夫婦は大切にとっている。


「20才の大輔へ」


20才になったぼくは仕事を見…


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