高校野球で春夏の甲子園計7度優勝の実績がありながら、現在休部中の大阪・PL学園硬式野球部のOB会総会が12日、大阪市内であり、プロ野球巨人などで活躍した桑田真澄氏(50)が新会長に就任したことが報告された。桑田氏は、「野球部だけでなく、PL学園に対してできることは最大限、貢献させていただきたい」と語った。
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野球部は過去の暴力問題をきっかけに、2016年夏を最後に休部状態となり、17年春には大阪府高校野球連盟から脱退。OB会は部の復活を目指して学校側と交渉してきたが、活動再開には至っていない。学校側や母体のPL教団との交渉を前に進めるため、双方から信頼の厚い桑田氏に会長就任を打診していた。
桑田氏は今後について、「活動を再開できるかどうかの方向性をはっきりさせないといけない。教団とのコミュニケーションがすごく大事になると思う。なんとか教団の方とお話しできるように、そこがまず第一歩です」と話した。
OB総会には元監督の中村順司氏をはじめ、プロ野球楽天の平石洋介監督ら99人が出席した。(小俣勇貴)