昨秋の九州大会王者、筑陽学園は初の選抜に挑む。甲子園出場は2003年夏以来16年ぶりで、当時から指揮を執る江口監督は「長かったが、努力を続けてきてよかった」と安堵(あんど)した。
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九州大会は延長やサヨナラで接戦を制しながら、神宮大会も4強まで進んだ。粘り強さが光るチームを引っ張るのが、かつて甲子園を沸かせた父を持つ「2世コンビ」。遊撃手の中村は1992年夏に全国制覇した西日本短大付(福岡)の主将(中村寿博さん)、右翼手の福岡は94年夏に準優勝の樟南(鹿児島)のエース(福岡真一郎さん)をそれぞれ父に持つ。
春夏通じてチームは甲子園未勝利。中村は「父に追いつくことが目標」。福岡は「父は『甲子園は楽しんだもの勝ち』と言っていた。優勝したい」と意気込んだ。