米ライドシェア最大手のウーバーが11日、米証券取引委員会(SEC)に新規株式公開(IPO)を申請した。5月に上場する見込みで、米メディアによると、上場に伴う時価総額は1千億ドル(約11兆円)に達するとみられる。3月に上場した同業のリフトを上回って、今年最大の上場になりそうだ。ただ、同社はコスト高が続き、巨額の営業損失から抜け出せない状況も明らかになった。
ウーバーの上場申請資料によると、同社の2018年通期の売上高は前年比4割増の112億7千万ドルに達しているが、営業損失は30億3300万ドルに上る(前年は40億8千万ドルの損失)。既存のドライバーを通じたビジネスモデルでコスト高の状況が続く一方、期待していた自動運転では昨春、実験中に死亡事故を起こして技術開発が停滞。コスト減に向けた道筋が見通しづらい状況だ。
上場申請資料では、筆頭株主は…