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監督・責任教師・顧問が一斉に異動…ピンチ救った社会人

ジャケットにネクタイ姿の男性がグラウンドに現れた。脇のプレハブ小屋で白いユニホームに着替える。6月中旬の土曜日。「よし、練習試合だ」。気合を入れた。


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府中西(東京都府中市)の監督に4月に就いた小川泉(56)は学校の教員ではない。「部活動指導員」だ。本業は武蔵野生涯学習振興事業団の職員で、チームから請われて、「仕事に支障をきたさない範囲で」と受けた。


部活動指導員は、教員の代わりに指導でき、大会や練習試合など学校外での活動の引率や、会計管理、保護者への連絡もできる。教員の負担軽減を狙い、文部科学省が2017年度に制度化した。指導時間に応じて報償もある。都内の公立高校の野球部で18年度に19人が任用された。今年度は29人に増えた。



府中西も今春、監督と責任教師、顧問を務める教員3人が異動した。競技経験のある教員がいなくなる中、かつて次男がチームにいたころに助監督を務めた小川に「府中西の野球を知っている人に頼みたい」と依頼した。


元高校球児の小川は、国学院久我山で甲子園に出た経験を持つ。その後は地元の少年野球の監督やシニアチームのコーチも務めた。普段は夜まで仕事があり、府中西で指導できるのは週に2、3回。有給休暇もとるが、行けない時は主将川端優輝(3年)と電話やメールで練習メニューをやり取りをする。


「助監督時代とは言葉の重みや責任の大きさが違う。社会のことを社会人一歩手前の選手たちに聞かせる意義も大きい。もちろん、周囲の先生と良好な関係作りも求められる」



監督だけではない。文京(東京都豊島区)は、トレーナーの立石善光(60)を今春、部活動指導員に任用した。選手の体のケアやけがの予防を担う。高校時代は投手だったが、肺の病気で投げられなくなった。「選手にはベストの状態でグラウンドに立って欲しい。そのサポートができれば」。問題がありそうな選手には、その場で施術する。


大学を卒業後、中学教員となったが、器械体操の授業で腰を痛めた。休職が続き、41歳で退職した。その経験から整体やトレーニングを学び、44歳で整体院を開業した。梨本浩司監督は「教員と生徒という関係ではなく、親しみやすい存在のようだ」と話す。


部活動指導員は単年度任用で、次年度どうするのか、新たに任用申請するのかを判断するのは学校側だ。都内で広がっていくのか。都教育委員会は「生徒の技能や意欲が向上し、保護者の信頼を得られている」といい、教員の負担軽減にもつながっているとして今年度中の増員をすでに決めている。=敬称略(山田知英)


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