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屈指の好左腕、キューバ遠征で進化 でも初戦で姿消す

作者:佚名  来源:本站原创   更新:2019-7-11 10:55:52  点击:  切换到繁體中文

 

(10日、高校野球東東京大会 東京実3-1


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東亜学園)


東亜学園のエースのボールが音を立ててキャッチャーミットに吸い込まれる。2点リードされた八回、左腕細野晴希(3年)は、東京実を三者三振に仕留めた。続く九回の先頭打者からも三振を奪った。四回途中から登板し、六回以降は出塁を許さなかった。「一球一球、捕手が構えたところに投げ込んだ」


身長180センチ、体重76キロ。140キロの速球にカットボールやスライダー、チェンジアップなど多彩な変化球を操る。牽制(けんせい)もうまい。鋭い観察眼を持ち、「盗塁を狙っている走者は体への力の入れ具合でわかる」。この日も継投した場面で、いきなり牽制で一塁走者を刺した。


巧みな投球術を身につけたのは、東京選抜に選ばれ、昨年12月に体験した中南米・キューバ遠征だ。


昨夏の甲子園で活躍した日大三の捕手佐藤英雄(3年)とバッテリーを組んだ時、ファウルを打たせ、カウントを整える配球を要求された。内外角と高低の揺さぶりも有効だと学んだ。「自分の変化球の使い方を知り、投球の幅が広がった」。U18ワールドカップ高校日本代表の第1次候補にも名を連ねた。


春季都大会は、その経験を生かそうとしたが3回戦で敗退。「強い気持ちで打者に向かっていなかった」。自信を持てと、マウンドで自分に言い聞かせた。足を大きく上げ、下半身を使って投げるようにした。そんな自身の成長を証明しようと臨んだ夏だった。


この日の失投は、五回にスプリットが高めに浮いて、相手の3番打者に中前に運ばれ、追加点を許した1球ぐらい。それでもチームは、縦に切れ味鋭い変化球で内角を強気に攻める相手投手を攻略できずに敗れた。「みんな力が入っていた。これが夏に勝つことの難しさ」。大会屈指の好投手が初戦で姿を消した。=神宮(山田知英)



 

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