(15日、高校野球西東京大会 日大三4―1桐朋)
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2年連続夏の甲子園を目指すシード校の日大三が西東京大会3回戦に登場した。接戦の末、桐朋を4―1で制した。
序盤から桐朋ペースで進んだ。先発した柳舘憲吾(2年)が毎回走者を背負う苦しい展開が続いた。打線も桐朋先発原陸人(3年)の伸びのある直球の前に、五回まで散発3安打1点に抑えられ、六回に同点に追いつかれた。
流れを変えたのは、エースでU18(18歳以下)日本代表候補井上広輝(同)だった。「嫌な雰囲気だったので」(小倉全由監督)と、七回途中から登板して、相手の4番打者を三振にとった。チームはその裏、二つの押し出しで勝ち越した。
この日の打線は散発5安打で、小倉監督は「打てなかった。投手陣はしっかり投げ、負けなかったことが収穫」と言葉少なだった。(滝口信之)