(6日、高校野球愛知大会 緑丘3―2松蔭)
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一回のリードを守り切り、1点差で勝利した緑丘の加藤実行主将はチーム唯一の3年生だ。
昨夏の新チーム発足後、3人が辞め、部員は一時8人になった。昨秋は他部から選手を借り、今春は瀬戸北総合と合同チームを組むなど苦しい状態が続いた。加藤君が心がけたのは「行動で部員をまとめること」だ。
この日は一回、先頭打者として初球でセーフティーバントを決めて出塁。すかさず二盗し、3番打者の船田義博君(2年)の適時打で先制のホームを踏んだ。「自分の武器の俊足を生かそうと思った。(セーフティーバントは)いつも通りうまくできた」。足で仲間を引っ張り、4年ぶりの夏の勝利に貢献した。(小山裕一)