昨夏の甲子園に出場した愛工大名電は愛知大会2回戦で初戦を迎え、春日井工に11―0で五回コールド勝ちした。
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2―0で迎えた四回に4番・牛島が3点本塁打を放つなど一挙5点を加える。昨夏の甲子園でも4番だった牛島にとって高校通算35本目。今春からだけで16本目と量産しており、「打線が少しずつつながっていたので、長打で勢いをつけようと思った。去年よりコンパクトに振っても強く打てている」。倉野監督は「初戦の緊張があったけれど、去年出ていた選手が活躍してくれた。牛島のは見事でしたね」と話した。
背番号1をつけた注目の1年生左腕、田村はこの日は五回の攻撃のときに代打で登場。三振に倒れると、その裏は一塁の守備へ。マウンドでの姿を見せることはなかったが、「先輩たちが思ったよりもピリピリしていて、練習試合とは雰囲気が全然違う。試合に出て、夏の大会が始まったという実感がわきました。テンション上がります。大きい大会は好きなので」と語った。
愛工大名電は3回戦で好投手・磯貝を中心に春の県大会を制した中部大第一と対戦する。「相手は今大会で最も注目されている投手がいるけれど、最終的には打ち勝つ野球をしたいと思っている」と倉野監督。牛島も、「相手はいい投手だし、県ナンバーワンと言われている。自分たちは超攻撃野球でやっていきたい」と語気を強めた。(上山浩也)