(7日、高校野球愛知大会 一宮工3―1御津)
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2度の雨天延期を経て、ようやく初戦に臨んだ一宮工。今大会から1番打者に抜擢(ばってき)された脇田賢君(3年)が一回裏、左翼席への先頭打者本塁打を飾った。「手応え十分。最高の気分でダイヤモンドを一周できた」
2年生だった昨年、西愛知大会に二塁手で出場したが、1回戦でコールド負けだった。悔しさを晴らそうと、この1年間、打撃練習に力を入れてきた。「初球のストライクを積極的に打つ」と決めて、打席に入ったという。
打撃以外でも、守備でピンチを迎えるたび、投手の加納一樹君(3年)の元に駆け寄って、「落ち着け。大丈夫」などと積極的に声をかけ、チーム一丸となって夏の一勝をもぎとった。(連勝一郎)