自民党の議員で構成する捕鯨議員連盟が総会を開き、シー・シェパードが日本の調査捕鯨に対して行っている妨害活動への対応などについて意見を交換しました。
「シー・シェパードの妨害というのは、まさに犯罪行為。対処していただくための活動をこの捕鯨議連でしていきたい」(捕鯨議員連盟会長 浜田靖一衆院議員)
連盟の会長を務める浜田議員は、集まった議員や捕鯨団体関係者を前にこのように述べ、南極海で続いている反捕鯨団体「シー・シェパード」による調査捕鯨船への妨害活動に対して、政府に断固とした対応を求めていくと強調しました。
一方、6月に開かれるIWC=国際捕鯨委員会で、赤松農林水産大臣が、調査捕鯨を見直す代わりに、日本沿岸でのミンククジラの商業捕鯨の再開を提案する方針を示したことに対しては、参加者から両立を訴えるべきとの意見が出されました。
会合の後、議員たちは、用意された鯨の刺身や竜田揚げなどの料理を前に、改めて伝統的な鯨の食文化の重要性を訴えました。(18日19:39)