鳩山総理は１８日、普天間基地の名護市への移設反対を訴えて当選した沖縄県名護市の稲嶺市長と会談しました。

　稲嶺市長は、移設先について、日米が合意している辺野古沿岸部だけでなく、国民新党が考えているキャンプシュワブ陸上部も認められないと強く訴えました。

　「私は、（新しい基地を）造らせません、海も陸上も含めて造らせませんということで市民に約束してきましたということを申し上げてあります」（名護市　稲嶺進市長）

　これに対し、鳩山総理は・・・。

　「稲嶺市長が名護の市長として選ばれたことは、民意のひとつの表れだということを受け止める必要がありますね、ということは申し上げました」（鳩山首相）

　このように述べたうえで、「今、政府与党の検討委員会で話をしている」と答えるにとどまりました。

　一方、社民党は１８日も陸上部への移設案を激しく批判しました。

　「おかに上がって、そこに滑走路を作るというふうな話もありますが、果たしてそれが沖縄県民の思いと、叫びに応える方策かと」（社民党　重野安正幹事長）

　「人の案は批判しないでくれというようなことを、今、申し上げているので、そういうことを党の代表と幹事長がおっしゃるということは、ちょっと私どもには考えられない」（国民新党　下地幹郎政調会長）
（18日23:02）