鳩山総理大臣は24日、キャンプシュワブ沿岸部を移設先とする現行案の一部を修正して決着を図る可能性について言及を避けました。
「辺野古の海が埋め立てられる、そのことの自然に対する冒とくも含めてでありますが、現行案が受け入れられるような話は、あってはならないことだ」(鳩山首相)
鳩山総理は24日、あらためて現行案を否定しましたが、現行案の修正案もないのか、という質問には答えませんでした。
また、北澤防衛大臣も24日、「現行案に戻ることはあり得ない」と強調しましたが、「修正という話になると、どこまでが修正かということがある」と述べ、現行案の一部を修正して決着を図る可能性は否定しませんでした。
一方、アメリカのワシントンポスト紙は、岡田外務大臣がアメリカのルース駐日大使と会談し、現行案を大筋で受け入れる方向だと伝えた、と報じましたが、岡田大臣は「そういう事実はありません」と否定しました。
その上で岡田大臣は、沖縄県で25日開かれる基地の県外・国外移設を求める県民大会を前に、そうした報道がなされたことについて、「極めて遺憾だ」と述べました。(25日02:53)