前原沖縄・北方担当大臣は、普天間基地の移設先について、「あらゆる選択肢を考えなくてはならない」と述べ、現行案での決着も排除しない考えを示しました。

　「あらゆるオプションを想定して、日米同盟関係の実効性の確保と地元住民のご理解、これを両立する形でこの問題を解決することに尽きるんだろうと思います」（前原誠司沖縄・北方相）

　前原大臣は、日米間の協定では「辺野古の考え方は生きている」と指摘。名護市辺野古のキャンプシュワブ沿岸部に移設する現行案での決着の可能性も排除しない考えを示しました。

　「現行案、あるいは現行の修正案ではまったくダメだというふうに思っております」（社民党　福島みずほ党首）

　一方、社民党の福島党首は、現行案や政府内で浮上している現行案の修正にも反発。県民大会について、「沖縄県民の負担軽減を勝ち取っていく歴史的な日」だと述べて、重ねて県外、国外への移設を求めました。（25日22:02）