大相撲の西前頭12枚目の琴勇輝(23)=本名榎本勇起、香川県出身、佐渡ケ嶽部屋=が春場所8日目の15日、日本相撲協会に「急性腸炎で約7日間の加療を要する」との診断書を提出し、休場した。
昨年初場所以来5度目の休場で、8日目の対戦相手、時天空は不戦勝となった。今場所の十両以上の休場は横綱鶴竜らを含め5人目。
伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)によると、佐田の富士との対戦が組まれた9日目は出場する意向との連絡があり、取組を変更する「割り返し」は実施しなかった。
琴勇輝が9日目も休場すれば、幕内では1989年秋場所の富士乃真以来の2日連続不戦敗になる。〔共同〕