生命保険協会の渡辺光一郎会長(第一生命保険社長)は17日の定例記者会見で、先週一時2万円に乗せた日経平均株価について「次のターゲットへ向かう」と述べた。具体的には今年度末時点の株価は2万1000円を中心に2万円~2万2000円の水準との見通しを示した。株価上昇の要因として、デフレ脱却に向けた金融政策に加え、堅調な企業業績や企業が株主還元を強化していることを挙げた。
低金利が生保業界へ与える影響については、保有資産の含み益が増加したことで各社の財務状況が安定していることを強調。商品販売についても「保有契約は伸びている。(低金利は)販売に直ちに影響を与えていない」と述べた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕