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中国広東省深圳市の土砂崩れ現場で、夜を徹して行方不明者を捜索する救助隊員(20日)=新華社・共同
地元住民は、違法な残土処理が続いていたことから、これまで何度も地元政府などに、違法行為を止めるよう申し立てたという。
事故発生直後は、現場では雨が続き、土砂崩れが起きたことが原因とする向きもあったが、人災の可能性が高くなっている。
今回の土砂崩れで、工業団地内の20棟以上の建物が倒壊した。被害面積は10万平方メートル以上と、広範囲にわたっている。事態を重く見た習近平国家主席は、負傷者の数を抑えるべく全力で救出活動に当たるよう指示した。
約900人が倒壊前に避難して助かり、生き埋めになった数人は救出されている。現在も、他の行方不明者の捜索を2000人以上の規模で行っているという。
広東省広州市の日本総領事館によると、日本人や日本企業が被害に巻き込まれたという情報は入っていない。