第4クオーター、パスを投じる日大のQB高橋
学生アメリカンフットボール界で幾多の名勝負を繰り広げてきた関学大と日大の定期戦が1日、神戸市の王子スタジアムであった。昨季の関西学生リーグで6連覇(2010年は3校優勝)を逃し、再出発を図る関学が、23―10で日大を下した。
関学はエースQB伊豆充浩(4年、箕面)が負傷欠場。2番手の光藤(みつどう)航哉(2年、同志社国際)もケガで出られず、3月にQBからWRに転向していた百田海渡(ひゃくだかいと)(3年、高槻)が攻撃を率いた。身長186センチ、体重82キロと大きな百田にとって、転機になるかもしれない一戦となった。
第1クオーター(Q)は攻めきれなかった関学。キッカー西岡慎太朗(4年、足立学園)の二つのFGで6―0とした。第2Qに入り、日大がRBデレク・アキラ(2年、米ベイショア)のランを軸に攻め、最後はQB高橋遼平(4年、大阪産大付)がWR佐藤十八(とおや)へ10ヤードのTDパスを通し、TFPのキックも決まって6―7とした。