時の記念日に花を咲かせたトケイソウ=10日午前10時1分、兵庫県明石市、遠藤真梨撮影
時の記念日の10日、兵庫県明石市の明石市立天文科学館で、花が時計の文字盤に見える「トケイソウ」が見頃を迎えている。
いま旬の花
直径約7~8センチの花の中央にある雌しべが長針、短針、秒針に見えることから名前が付いた。ブラジル原産で8月ごろまで楽しめる。
子午線上にある同館では、時のシンボルとしてこの花を育て来館者に苗を配っていたが、阪神大震災後の復旧工事で撤去。配られた苗を育てた市民から1999年に譲り受け、約50株にまで復活させた。
この日は記念日に合わせ同館が無料開放され、苗も配られた。訪れた明石市の高井美和さん(39)は「苗を育て、明石は時の街だと子供に教えたいです」と話した。(遠藤真梨)