臨時休業したデパートでは、警備員が浸水対策の土囊(どのう)をチェックしていた=3日午後0時36分、那覇市、吉田拓史撮影
非常に強い台風18号が接近している沖縄県では3日午前、官公庁や学校、企業が軒並み休業した。沖縄本島は午後、暴風域に入るとみられ、那覇市など各地の自治体が避難準備を呼びかけている。
台風18号、沖縄接近 4日夜~5日には九州北部へ
沖縄県庁は午前10時に業務を停止し、この日予定されていた県議会の一般質問も延期。県教育委員会は本島内の公立の幼稚園と小中学校、高校、特別支援学校すべての休校を決めた。公共交通機関のバスや沖縄都市モノレールも、昼過ぎまでに運行を取りやめた。
また、スーパーや一部の企業も3日の営業を休止。那覇空港の発着便も午後から全便が欠航。首里城公園(那覇市)や美ら海水族館のある海洋博公園(本部町)が閉園となるなど、観光地にも影響が出ている。(吉田拓史)