早稲田実―日本学園 四回表早稲田実1死二、三塁、清宮が右翼席へ3点本塁打を放つ。捕手高木=ダイワハウス八王子
早稲田実高の強打者・清宮幸太郎(2年)が高校通算72号本塁打を放った。12日、ダイワハウススタジアム八王子で秋季東京都大会1回戦の日本学園戦があり、四回、リードを9点に広げる3点本塁打を右翼席に運んだ。試合は10―1で勝利した。
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カウントは2ボールだった。「変化球が来るかなと思っていました。完璧な打球でした」と力みのないスイングでスライダーを捉えた。1年生から注目され続ける強打者は、72本塁打と順調に本塁打を量産している。「そんなに気にしていないが、多い方がいいです」と言う。相手投手からは研究され、厳しいボールが多くなるが、この日もボール球に手を出さず、改めて好打者を印象づけた。
高校通算本塁打は公式戦だけでなく練習試合も含めた本数で、試合会場の広さや年間の試合数が各学校によって異なるため単純な比較は難しいが、中田翔(大阪桐蔭高―日本ハム)が87本、高橋周平(東海大甲府高―中日)が71本、筒香嘉智(横浜高―DeNA)が69本とされており、清宮の72本は十分、長打力を示す数字になっている。
今夏、3年生が引退したあとは…