阪神高速の主な新料金案
近畿地方の高速道路料金の見直しを進めていた国土交通省は16日、阪神高速道路などの新料金案を発表した。基本的に距離に応じた料金とし、短距離では値下げ、長距離では値上げとなる傾向だ。関係自治体や各地の議会の同意を得て、来年度中に導入する予定だ。
近畿の高速、距離別料金に統一へ 来年度導入めざす
阪神高速の料金は、「510円~930円」から「300円~1300円」に変わる。例えば、天保山から環状線・土佐堀は「610円」が「520円」に下がるが、守口から環状線・本町は「610円」が「620円」に上がる。ただ、発着地が同じであれば、距離が違っても同一料金とする。
近畿の高速道路は、各高速道路会社や道路公社などがそれぞれ管理するため、距離に応じて料金が上がる区間と均一料金区間が混在し、利用者からわかりにくいとの指摘が出ていた。国交省は、有識者会議で新料金を検討。今年度から首都高速道路で導入した料金体系を参考にした。
新料金の導入後、大阪府道路公…