公式練習に臨む宇野昌磨=細川卓撮影
フィギュアスケートの全日本選手権は23日、大阪・東和薬品RACTABドームで、世界選手権の代表選考を兼ねて男子ショートプログラム(SP)がある。2週間前のグランプリ(GP)ファイナルで史上初の4連覇を達成した羽生結弦(ANA)が、インフルエンザで欠場。GPファイナル3位で、全日本初制覇を狙う19歳の宇野昌磨(中京大)が優勝争いの軸になる。
フィギュア特集 Kiss and Cry
世界で初めて大技の4回転フリップを成功させるなど、成長を続ける宇野。全日本のSPでは、冒頭に4回転フリップ―3回転トーループの2連続ジャンプを跳ぶことも視野に入れており、23日午後の公式練習でも着氷させた。GPファイナル後の調整も好調で、「あとは試合のメンタルの強さにかかっている」と語る。
追いかけるのは、前回3位で25歳のベテラン・無良崇人(洋菓子のヒロタ)と、11月のNHK杯3位の田中刑事(倉敷芸術科学大)だ。
無良は力強い4回転ジャンプと…