試合前、打撃練習をする日本の選手たち=諫山卓弥撮影
10日午後7時からの第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)中国戦を控えて、侍ジャパンは午後4時ごろから打撃練習を始めた。鈴木(広)はまずはバントで球筋を確かめると、その後は豪快なスイングを披露した。左翼席中段に連続で打ち込むなど長打力が目立った。看板にも直撃させて、スタンドのファンからは歓声が上がった。
2017WBC特集
■連覇貢献の下手投げがエール
第1、2回WBCで日本代表の2連覇に貢献した元ロッテの渡辺俊介氏が10日、ラジオ解説のため東京ドームを訪れた。現在は社会人野球かずさマジックの投手兼コーチ。試合前、同じ右下手投げで親交のある牧田(西)に声を掛けていた。
牧田はここまで2試合は抑えを任された。実は、渡辺氏はこの起用を様々なメディアで予言。「下手投げだから国際大会に強い、というわけではなく、一番の強みは投球テンポの速さ。相手に考えさせないのがいいんですよ」と、理由を説明していたのだ。
牧田は投手で唯一の前回大会経験者。渡辺氏は「他の投手が大会の空気になじむまで、彼が引っ張ってほしい」とエールを送った。