防寒着をまとって氷の中にいる魚たちを眺める入館者=気仙沼市魚市場前 東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市の観光施設「氷の水族館」が29日、6年ぶりに復活した。最新の特殊映像システムなども採り入れてリニューアルし、震災前よりバージョンアップした施設としてオープンした。 「氷の水族館」は、同市魚市場前の商業・観光施設「海の市」1階にある約150平方メートルの施設。零下20度前後に保った冷凍庫内で、魚介類を透明度の高い氷に詰めて展示する。 カツオやサンマなど、気仙沼港に水揚げされる身近な46種約600匹が並ぶ。海中にいる魚たちの一瞬をとどめたようなディスプレーだ。魚は体やひれをひねり、タコは足を広げてまるで泳いでいるよう。中央には、サンマの群れが渦を巻いているさまを表現したコーナーもある。 プロジェクションマッピングも採用して映像を浮かび上がらせ、青やピンクなど色とりどりのイルミネーションも使って、幻想性やアート性を高めた。 旧「氷の水族館」は2002年にオープン。年間約4万5千人の観光客でにぎわったが、津波が押し寄せて閉館し、再開が待たれていた。 オープンに先立つセレモニーでは、「海の市」運営会社の清水敏也社長が「新しい目玉となる施設が開業した。観光客がより喜ぶ施設にしたい」と話した。 入館料は大人500円、小学生300円。2階にあるシャークミュージアムとの2館共通券もある。(佐々木達也) |
魚介類を氷詰め 津波被災の「氷の水族館」6年ぶり復活
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