米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設に反対する県民大会を、来月12日に那覇市で開く、と「オール沖縄会議」が11日、発表した。翁長(おなが)雄志(たけし)知事にも参加を要請し、前向きな返事を得ているという。3万人以上の参加を目指す。
オール沖縄は、翁長氏を支える社民や共産などの政党や市民団体、企業などでつくる。沖縄県は辺野古への移設工事の差し止め訴訟を今月中にも起こす。記者会見したオール沖縄の山本隆司事務局長は「多くの人々が集まることで、県の裁判を支援したい」と話した。
大会は、那覇市の奥武山(おうのやま)陸上競技場で午後2時から。オール沖縄が県民大会を開くのは2度目。昨年6月には、うるま市の女性(当時20)が殺害されて元米海兵隊員が逮捕された事件に抗議する県民大会があり、主催者発表で6万5千人が参加した。(小山謙太郎)