清宮幸太郎選手が出場する早稲田実の試合を見ようと、早朝から列を作る高校野球ファンら
第99回全国高校野球選手権の西東京大会は30日午後1時から、早稲田実と東海大菅生が決勝で戦う。早稲田実の清宮幸太郎選手(3年)に本塁打が1本出れば108本目となり、高校通算の最多本塁打記録を塗り替える。会場の神宮球場(東京都新宿区)は清宮選手らを一目見ようと、早朝から熱気に包まれた。
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この日は予定を早め、異例の試合開始6時間以上前となる午前6時50分ごろに開門。その時点で球場の入場券売り場2カ所には、当日券を求めて計1千人以上が未明から列を作っていた。
一番乗りは東京都東大和市の会社員、亀村修さん(46)。前日の午後2時半ごろから仕事を休んで並んだ。東海大菅生の野球部OBで「清宮フィーバーに備えて待機した。球場は早実の応援が圧倒的だと思うが、のまれないで戦ってほしい」とエール。やはり前日午後から並んでいた川崎市の大学生、山本健司さん(19)は清宮選手の本塁打が目当て。「2年前も球場で見たけど、打球の伸びが普通じゃない。ここまで注目され、警戒されているのに打つなんてやはり違う。今日は1本出ると思うんで期待しています」と話した。
今大会は初めて東・西東京大会の準決勝と決勝の前売り券が売り出されたが、西東京大会の決勝は前日までに1万枚が完売した。