準決勝で完投した明徳義塾の市川
野球の明治神宮大会は14日、高校の部の決勝が行われる。見どころを紹介する。
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【創成館(九州・長崎)―明徳義塾(四国・高知)】
どちらも打線が好調だが、投手起用は対照的だ。
創成館は3試合を4投手で勝ち上がった。左腕の川原、七俵、右腕の伊藤、戸田。誰が投げても試合を作れるが、明徳打線は上位に左打者が並ぶだけに、川原か七俵が先発か。ここまでの3試合同様、それぞれが良い形で後ろの投手につなげたい。
一方の明徳は右横手の市川が2試合連続完投。神宮球場の硬めのマウンドに順応し、準々決勝よりも準決勝の方が出来が良かった。決勝は連投となるが、大崩れの心配はない。
打線はつながりの良さでは創成館、長打力では明徳義塾。創成館はノーステップ打法で粘り、連投の市川をつかまえたい。明徳は静岡の左腕鈴木を終盤に攻略した準決勝同様、右打者の安田、谷合の奮起に期待。(山口史朗)