高校野球好きで知られるタレントの井森美幸さんが23日、西東京大会準々決勝の創価―日大鶴ケ丘の試合を観戦した。初めてという神宮球場での観戦。試合の感想や球児への思いを聞いた。 地方大会をライブ中継中! 「バーチャル高校野球」で過去最多700試合 夏の甲子園、歴代最高の試合は? 投票ベストゲーム 地方大会の熱中症対策呼びかけ 朝日新聞社と日本高野連 「カキーン」っていう金属バットの音、良いですよね。「夏が来た」という感じで。初回、創価が浪川君のホームランで2点を先取。打球、結構伸びましたね。きょうは両チームのエースが先発。さすがベスト8。締まった試合ですね。 日大鶴ケ丘の勝又君はエースで4番なんですね。漫画みたい。応援曲はアフリカンシンフォニーですか。打ちそう。打ったー。 毎年、夏の甲子園が終わると「甲子園ロス」になります。少しやる気がなくなるというか、「何を生きがいにすれば良いんだろう」ってなる時期がある。去年から、高校野球の応援曲を集めた「ブラバン! 甲子園」のCDを買って、車の中でいつも聞いています。これで一年中仕事を頑張れます。 七回。ライト前ヒットで二塁ランナーがかえって日大鶴ケ丘が追いつきました。三塁コーチャー、ナイス判断。でも、創価も良い返球でしたね。 八回に日大鶴ケ丘が勝ち越し。創価の二塁手の藤井君は、九回の打席でその前の守備のミスを「何とかバットで返したい」という思いが伝わるスイングでした。試合終了。この涙を見ると、何とも言えない気持ちになりますけど、これが高校野球なんですよね。 きっとここに来るまでに、藤井君のヒットやファインプレーで勝った試合があったと思います。責任を背負い込まず、上を向いて。藤井君にはぜひ次のステージでも楽しんで野球を続けて欲しいです。 どっちも勝たせてあげたいですけど、勝ち負けがあるから成長もある。負けても、人の痛みが分かる人間になれると思うんですよね。 子どもの頃から見ていましたが、30歳、40歳を過ぎてから見る高校野球は違います。私は高校生の時は仕事をしていたので、「こんな夏、過ごしたことなかったな」と。自分の人生と照らし合わせてしまいます。 夏の高校野球は負けたら終わり。地方大会は1回負けただけで甲子園に行けない。だからこそ、夢中になるのかな。きょうもまた高校球児から学びました。(聞き手・小林直子) ◇ いもり・みゆき 1968年、群馬県出身。堀越高卒。第9回ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを獲得し、1985年にデビューした。バラエティー番組などで活躍中。夏の甲子園は地元・群馬代表の前橋育英が初出場初優勝した2013年から現地観戦。現在は地方大会のほか春と秋の地区大会にも足を運ぶ。 |
思い伝わる9回のスイング 井森美幸さん
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