オーストリアを代表する画家グスタフ・クリムト(1862~1918)の作品を紹介する「クリムト展 ウィーンと日本 1900」(朝日新聞社など主催)が来春、東京・上野の東京都美術館で開かれることが決まった。日本では過去最大級となる約20点の油彩画が並ぶ。
クリムトは金箔(きんぱく)を多用した装飾豊かな作品で知られる。本展では代表作の一つで、旧約聖書に登場する女性を官能的に描いた「ユディトⅠ」(1901年)が、ベルベデーレ宮オーストリア絵画館から来日する。ほかにも初期の写実的な作品や知られざる風景画など、幅広い画業を見せる。全長約34メートルの壁画「ベートーベン・フリーズ」も複製で再現する。
クリムトが今年、没後100年を迎えたことと、来年にオーストリアと日本が修好150周年を迎えることを記念した企画で、会期は来年4月23日から7月10日まで。7月23日から10月14日まで、愛知県の豊田市美術館に巡回する予定。詳しくは公式サイト(
https://klimt2019.jp/
)で。