東東京代表の二松学舎大付は3日、兵庫県西宮市内の球場で、関西入りして初めての練習をした。初戦の相手・広陵(広島)の投手を想定し、球速140キロ以上に設定した打撃マシンを打ちこむなどした。猛暑でも選手の声はとぎれず、緊張感に包まれていた。
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練習の直前、サポート役の小泉公人君(3年)が大声を出した。「甲子園に連れてきてもらって、本当に幸せなんで、自分が一番盛り上げていくんで、盛り上がりましょう」。周りの選手たちは笑顔になった。
その一発芸を命じたのは市原勝人監督で「気分よく練習できるのが大事」。打撃練習で外野の柵越えを放つなど好調だった平間陸斗主将は「魂の叫びで気合が入りました」と話した。(阿部健祐)