第100回全国高校野球選手権記念大会に出場する愛工大名電(西愛知)と愛産大三河(東愛知)は3日、それぞれ兵庫県内のグラウンドで練習をした。
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愛工大名電は「超攻撃野球」の感覚を磨こうと、3時間のうち約2時間を打撃練習に費やした。
「初戦は第7日。相手の白山は勢いのあるチーム。日にちが空くが、それまでみっちり打ち込もう」。午前のミーティングで、倉野光生監督はこう話した。この日のテーマは「とにかく多く打つ」。マシン打撃の順番を待つ選手もティー打撃をするなどバットを振り続けた。シート打撃で柵越えの当たりを放った尾野将太君(3年)は「勝負を決める場面で打席に立っても仕事を果たせるように、どんどん打ち込んでいきたい」と話した。
愛産大三河の初戦の相手は、150キロ超の速球が武器の左腕・及川雅貴投手(2年)を擁する横浜。練習には最速160キロの投球マシンが現れた。
及川投手は身長185センチ。マシンの高さを手動で上げ、球のリリースポイントを通常のマシンよりも上げ、速球に目を慣らした。
1番打者の石川颯大君(3年)は「速い上に角度があると、やっぱり打ちにくそう。でも速球は当たれば、その分飛ぶ」。3番打者の長谷拓海君(3年)は「速球に目を慣らして準備したい」と話した。(竹井周平、江向彩也夏)