台風24号の接近を控え、大阪府は30日正午に府防災・危機管理指令部を設置し、会議を開いた。大阪管区気象台によると、台風が大阪府に最接近するのは30日午後9時前後。午後9時40分ごろに大阪湾の満潮を迎えるため、府は午後3時ごろに、大阪市内を流れる安治川と木津川、尻無川にある「三大水門」と呼ばれるアーチ型の防潮水門を閉鎖する。
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都市部を襲う風水害 どう備えれば
また、淀川など3河川にかかる橋の防潮扉を午後6時ごろに閉鎖し、その部分の国道2号を通行止めとする。
会議には、大阪府職員のほか、大阪管区気象台、関西電力、大阪市消防局の各担当者ら計約30人が参加。今後の気象状況や防災体制を確認した。指令部長の大江桂子危機管理監は各部局の課長らに「まずは人命に関わる事案がないかアンテナを張ってほしい。もしあれば、速やかに第一報を」と呼びかけた。