米国市場向けの最新車が披露される米ロサンゼルス自動車ショーは28日、主要メーカーによる報道公開が始まった。米自動車大手がそろって大型車へのシフトを強める中、日本勢はセダンなど乗用車の拡充が目立ち、戦略の違いがくっきりしてきた。
トヨタ自動車は小型車「カローラ」のハイブリッド車(HV)を2019年春に米国で売り出すと発表した。日本にも19年中に導入する予定だ。北米トヨタの販売責任者、ジャック・ホリス氏は「他社が捨て去ろうともトヨタは乗用車に賭ける」と宣言した。
マツダは主力車種の「マツダ3」(日本名アクセラ)を一新。日産自動車も上級セダン「マキシマ」の19年モデルをお披露目した。いずれも乗用車の品ぞろえを充実させる動きだ。
米国の新車市場は、好景気やガ…