4月25日にリニューアルオープンする広島平和記念資料館本館(広島市中区)の一部が8日、展示内容を検討してきた有識者会議の委員に初めて公開された。「8月6日のヒロシマ」ゾーンには、爆風で大きく曲がった鉄骨や、建物疎開の作業中に被爆し、亡くなった23人の子どもたちの服などが並ぶ。志賀賢治館長は「文字情報は極力抑えた。資料と向き合い、対話することで、考えることにつながる展示を目指してきた」と話す。
被爆者は今、核兵器と人類の関係は…核といのちを考える
本館は耐震化工事や展示更新のため2017年4月に閉館。現在は東館のみ開けており、4月24日は準備のため、午後2時に閉館(入館は午後1時半まで)する。(東郷隆)