昨年ノーベル平和賞を受賞した国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」に贈られたメダルと賞状(公式レプリカ)の展示が22日、広島市中区の平和記念資料館東館3階で始まった。8月6日まで。
レプリカのメダルは直径約6・5センチ。会場を訪れたICAN創設メンバーのティム・ライト氏(33)は「メダルは、核なき世界の実現に向けて協力するすべての人のためのもの。メダルを見た人には『平和のために自分も何かしたい』と思ってほしい。日本政府に対しては核兵器禁止条約に署名、批准すべきだというメッセージを送りたい」と語った。
メキシコから訪れたラウラ・ヘルナンデスさん(48)は「私たちも戦争のない世界に向けて働きかけるべきだと改めて感じた」と話していた。
長崎市の長崎原爆資料館でも、原爆の日の8月9日に合わせて展示される予定という。(土屋香乃子)