2年ぶりのリーグ制覇を果たしたプロ野球・阪神タイガースの優勝記念パレードが6日、大阪市のメーンストリート・御堂筋であった。前回と同様、あいにくの雨模様だったが、沿道には18万人(主催者発表)のファンが詰め掛け、「来年こそは日本一を頼むで」と声援を送った。
岡田彰布監督は、大阪市北区の大阪市役所前で「『みんなで優勝』という言葉通り、今年はファンと一体になってリーグ優勝できた。もう一つの目標は来年に持ち越されたが、日本一になって良い天気で一緒にパレードをしたい。1年間素晴らしい応援ありがとう」とあいさつ。午前10時半、今季のリーグ最優秀選手(MVP)に輝いた金本知憲外野手ら約70人と車3台に分乗して出発、約2.2キロを凱旋行進した。
前回のパレードは18年ぶりのリーグ優勝とあって、御堂筋では約40万人、神戸市でも行われ、約25万人のファンでにぎわった。
今年のペナントレースで、阪神は2年ぶりにリーグ優勝。20年ぶりの日本一を目指してパ・リーグ覇者の千葉ロッテマリーンズと対戦したが4連敗し、悲願達成はならなかった。【隅俊之、牧野宏美】