社民党の福島党首は、3日朝の社民党の会合で、普天間基地を辺野古沿岸部に移設するという決定を内閣が行った場合、「重大な決意をしなければならない」と述べ、連立離脱も辞さない考えを示しました。
「辺野古の沿岸部に海上基地をつくるという決定を、この内閣が行った場合には、社民党としても、私としても、重大な決意をしなければならないと思っております」(社民党・福島みずほ党首)
福島党首は、普天間基地移設問題の年内決着を見送るという政府の方針について、「潮目が変わりつつある」と評価した上で、辺野古への移設を決定した場合は、連立離脱も辞さない考えを示しました。
党内からは、福島氏が閣僚でありながら党の考えを十分に主張できていないという声が上がっており、3日の発言は、こうした批判に配慮したものと思われます。
また、この福島党首の発言を受けて、鳩山総理は3日朝、次のように述べました。
「社民党さんは、今までも辺野古への移設に大変厳しい思いを持っておられますから、そのことは重く受け止めなきゃいかんと」(鳩山首相)
総理はこのように述べる一方で、「外交交渉で相手のある話。そこも大事にしなければいけない。楽な話ではない」とも語っています。(03日11:24)