辺野古移設なら「基地機能暫定分散を」——贯通日本资讯频道
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辺野古移設なら「基地機能暫定分散を」

鳩山総理が沖縄の普天間基地を日米合意通り名護市辺野古沿岸部に移設する場合には、暫定的な沖縄県外への基地機能の分散を検討すべき、という考えを示していたことが明らかになりました。

 「辺野古の沿岸部に海上基地をつくるという決定を、この内閣が行った場合には重大な決意をしなければならないと」(社民党 福島みずほ 党首)

 社民党の福島党首は3日朝、日米合意を受け入れれば連立政権からの離脱も辞さない、という考えを表明しました。

 「連立、社民党そして国民新党さんの思いを大事にしていきたい、そう思っています」(鳩山首相)

 連立の維持を重視する鳩山総理の意向を踏まえ、政府は年内に結論を出さず先送りする方針で、4日開かれる日米の閣僚級の作業部会で説明する見通しです。

 こうした中、鳩山総理が先月、周辺に辺野古沿岸部へ移設する場合は普天間基地の危険性の除去のために、暫定的に沖縄県内外の複数の施設に基地機能の分散を検討すべき、という考えを示していたことが明らかになりました。

 関係者によると、宮崎県の自衛隊・新田原基地、佐賀空港、伊江島の補助飛行場など、施設名を具体的に挙げたということです。

 その意向に歩調を合わせるように、与党からも県外移設の可能性を探る動きも出ていました。

 国民新党の下地政調会長らは、大阪府の橋下知事が政府から提案があれば議論に応じるとしている関西空港への基地機能の一部移転について検討すべき、と北澤防衛大臣に要請しました。

 年内の結論を断念した背景には、こうした県外の可能性を探るなど結論を急ぐべきでないとする連立与党の存在の大きさがあったと言えます。

 「国民新党と社民党が同意しない限りは実らない話なんです」(国民新党 亀井静香 代表)

 一方、社民党では福島党首の基地問題に関する主張が不十分という不満がくすぶる中、党首選への立候補を検討していた照屋衆院議員が福島氏の3日朝の発言を受けて出馬断念を表明。普天間問題が波紋を広げていましたが、福島氏が無投票で選出される見通しとなりました。

 「日米でいったん合意したということも重く受け止めなければならない。楽な話じゃないことは最初から分かっています」(鳩山首相)

 政府は、アメリカに対しては日米合意は生きているという姿勢で交渉を続けますが、年を越せば、さらに様々な案が浮上し、迷走を繰り返すという構図に陥り、結局、日米合意は消えていくのでは、という見方が強くなっています。(03日17:33)

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