民主党の田中真紀子元外務大臣ら有志議員は、小沢幹事長主導で廃止された「政策調査会」を復活させるよう小沢氏や鳩山総理に直接申し入れました。
「有権者に生活者の視点でどういうことを考えているか、我々地元やあらゆる機会に聞いているので、それを反映しないと、現場から、生活者からかい離した政策決定になっていく」(民主党・田中真紀子 元外相)
民主党は鳩山政権発足以降、小沢幹事長の主導で党の政策調査会を廃止し、代わりに各省庁の大臣や党所属の議員が参加する「各省政策会議」を設置、政策決定の政府への一元化を進めています。
こうした小沢氏の決定について田中氏や生方副幹事長らは、「政策会議では与党議員の意見が的確に反映されない」などとして、政策調査会を復活するよう小沢氏や鳩山総理に申し入れました。
これに対し小沢氏は、「政策会議できちっと政策に反映させるようにすればいい」と反論しましたが、小沢氏主導で決めた方針に公然と異論が出たことで、党内の新たな火種になる可能性も出ています。(17日21:06)