23日から行政刷新会議の「事業仕分け」が始まり、民主党の蓮舫議員がまとめ役を務めるチームが早速、最初の仕分けを行いました。
「Aチームの蓮舫です。きょうから4日間かけて独立行政法人の事業仕分けを始めさせて頂きたいと思います」(民主党 蓮舫 議員)
事業仕分けは2つのチームに分かれて行われ、蓮舫議員率いるチームは、最初に、来年度に沖縄に設立予定の大学院大学の準備に当たっている独立行政法人・沖縄科学技術研究基盤整備機構の仕分けを行いました。
「国際的な知名度を上げるために運営委員会は必要だ」(シドニー・ブレナー理事長)
「事業仕分けは崇高なビジョンは否定しない。是非、事業そのものについての議論をさせて頂ければ」(民主党 蓮舫 議員)
対象となっている独立行政法人は、沖縄振興に向けて世界的な研究拠点となる大学の設立を目的に、ノーベル賞受賞者5人を運営委員として招いていますが、高額な運営費や、予算を上回る施設の建設費などが仕分けの対象とされました。
「よく分かるんですが、(職員の給料を他と)比較するときは同じ基準じゃないと比較できないので、なかなか冷静な議論にはならないと思う。それはお分かりですよね?」(民主党 蓮舫 議員)
仕分け作業は予定時間の40分を30分以上オーバーして終了。仕分けチームは、この独立行政法人に対して、「管理機能の強化」と「予算の縮減」の判定を下しました。(23日19:17)