FRB=アメリカ連邦準備制度理事会のバーナンキ議長は27日、景気の見通しが悪化した場合には追加金融緩和を行うと表明しました。
アメリカの中央銀行であるFRBのバーナンキ議長は27日、ワイオミング州のシンポジウムで講演し、まず「最近数か月の経済の回復ペースは予想していたよりも遅い」との認識を改めて示しました。
その上で、「必要な場合、特に景気見通しが著しく悪化した場合には、非伝統的な手段を通じてさらなる金融緩和を行う用意がある」と明言し、景気回復に向けた強い決意を表明しました。
追加緩和の具体的方法としてバーナンキ議長は、国債などの長期証券の買い入れ拡大などをあげ、「経済成長支援やデフレ懸念に対処する方法はある」と強調しました。