個人が保有する金融資産の残高が、去年12月末の時点で1547兆円と過去7番目の高水準になったことが分かりました。
日銀が発表した資金循環統計によりますと、個人が保有する金融資産の残高は、円安や株高の影響で去年12月末の時点で前の年から3.1%増え、1547兆円になりました。
これは外貨預金や株価の時価が上がったためで、過去7番目の高水準で、住宅ローンなど負債を差し引いた純資産は4.4%増えて1193兆円と過去2番目の高い水準になりました。また、個人の現金や預金の残高は前の年から2.0%増え、854兆円と過去最高を記録しています。
一方、日銀が保有する国債の残高は、金融緩和政策によって大量の国債を金融機関から買い入れているため、去年より2割以上多い115兆円とこちらも過去最高となっています。(25日13:41)