政府は4日朝、将来のエネルギー政策の決定に向けて関係閣僚による会議を開き、原発をゼロにした場合の課題と克服策などを議論しました。
「国民の皆さんの声をしっかり受け止めたうえで、政府として責任をもって戦略を決定する」(藤村修 官房長官)
政府が4日朝開いたエネルギー・環境会議では、枝野経済産業大臣から、将来原発をゼロにした場合の課題として、使用済み核燃料の貯蔵場所が維持できなくなるおそれや電気料金の値上げの可能性が示されました。これに対し、克服策としては、省エネルギーを拡大するための規制を設けることなどが示されました。
古川国家戦略大臣など関係閣僚は3日夜も秘密会合を行い、将来の脱原発に向けたとりまとめを来週をメドに加速したい考えですが、政府・民主党内には原発ゼロに慎重な声が依然強く、調整は最後まで難航しそうです。(04日11:32)