経営難のシャープへの支援を検討している台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の会長が、台湾メディアに対し、出資だけではなく、経営への参加を求めていく意向を示しました。
3日付けの台湾紙『聯合晩報』によりますと、鴻海精密工業の郭台銘会長はインタビューで、シャープへの支援について「ただ投資するだけではなく、経営に参加したい」と述べました。
シャープとホンハイは今年3月、ホンハイがシャープ株の9.9%を買い取ることで合意しましたが、その後、シャープの株価が急落したため、現在、出資条件を見直す交渉を行っています。
シャープの奥田社長は、早ければ今週中にも台湾を訪れ、ホンハイの郭会長とトップ会談を行う見通しです。(03日22:13)